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庭園日記

「 独り言 」

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2025.05.07 Wednesday 20:51

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ライトノベルについて

2008.09.07 Sunday 20:31

 最近のライトノベルの流行。音楽論の佐々木敦、哲学教授の東浩紀がそれを取り上げた批評家だ(どちらも文学畑ではないのがポイント)。私はライトノベルは読まないが、評論は面白い。
 ライトノベルに関しては賛否両論あるだろうけど、時を待った方がいいかもしれない。発展途上の小説だから、今せっついて批判も肯定もする必要はないし、ライトノベルではなく新しい違うジャンルに発展するかもしれない。
 今のラノベ批評は読んで本気になって反対したり、大袈裟な賛同もせず、軽く流せばいいのでは?自戒も兼ねてここに書いておく。
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作品の舞台設定

2008.09.06 Saturday 06:05

 この文章は文学作品より大衆小説と漫画を対象にしている。

 創作する上で心掛けていることがある。 基本的に「世界観」という言葉は大塚英志の指摘通り、実は漫画・アニメ・ゲームの業界用語なので私は使わない。それなので、私はいつも「世界設定」と言い換えている。現実が舞台ならば少し変えて「舞台設定」。
 そして、舞台の設定はその作品のテーマ・物語に即したものにする。意味もなく選ぶと作品が浅くなる。例えば、「何となくカッコいいからSFにしよう」ではなく「テーマが『科学の未来』ならばSFを使う」といった具合にだ。

 客観的で整合性のあるシナリオを書くコツだと思う。

スカイ・クロラ鑑賞、そして感想

2008.09.03 Wednesday 05:23

 PM6:40からの上映で、観客は自分含めたった7名だった。

 「面白い」というよりはベター、無難な作り。
 「巨大ロボット」「カッコいいキャラデザインの主人公」「感動の展開」等のアニメ的な装飾が殆ど無い仕様。原作の台詞回しも健在。押井は敢えてアニメからアニメ的なものを剥ぎ取ったのだ。つまり、アニメとは絵画による物語という発想がよく生かされている。
 淡々とした感情のない物語の進行は私の目指している作品像でもある。私が仮に漫画を作るのだったらこのようなこれに近い作風になる。

漫画の思想性

2008.08.31 Sunday 07:21

 最近は徐々に漫画を読む量が減ってきた。というよりも、好みが厳選されてきた傾向にある。もう、一部の作品しか読まない。
 それで例外的に観る作品はやはり『新世紀エヴァンゲリオン』なのだが、ああいった思想性の強いアニメ作品が最近は面白い。アニメにも*間テクスト性があっていい。
 最近は各所で「漫画はアートか?」という議題が触れられているようである。どうやら確かに現代美術家の村上隆の作品に代表されるように、教養的なものとオタク的なものが交叉している現在なのだろう。

 この「オタク的なものと教養的なものの交叉」については関連書籍を読んで詳しく突き詰めたい。

 *間テクスト性--既存の文学テクストとの関連性があること。文学といっても、絵画や哲学書も含まれる。

ゴダール鑑賞

2008.08.27 Wednesday 05:18

 『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』の他、『ゴダールの決別』を観た。

 『決別』はイメージ表現の錯綜と難解な言説から成る作品世界の構築に魅せられた。それは映像、つまりはイメージでしか示せない作品の精神があるのだろう。
 「ゴダール至上最難解」とジャケットに書かれるだけあって、読者への深遠な理解を提供・要求する。しかし、『決別』は作品の芸術性としては確かに高クオリティだ、それはかろうじて分かる。
 斎藤孝もゴダール、タルコフスキー、アンゲロプロス等の巨匠を「圧倒される作品」だという。その圧倒に直面した、私に残された奇妙な「余韻」は、恐らくこれから人生のプロセスを踏むことで少しずつ確実なものへと変わっていくのだろう。
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