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庭園日記

「 独り言 」

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2025.05.07 Wednesday 21:28

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使えそうな本発見

2008.09.24 Wednesday 15:22

 浜本隆志『魔女とカルトのドイツ史』(講談社現代新書)

 作品のアイディア源に困ると必ず自分の本棚へと向かう私。現にこの方法は結構有益である。現在構想中の作品がドイツ舞台のオカルト/神秘ものなので(ちなみに「ファンタジー」と差別化を図る)、丁度イメージに合う資料だ。オカルト系資料は日本語訳はしょっちゅう教科書となる本が絶版を繰り返すので、中学生~高校生まで英語をみっちりやった自信のある人は、英訳資料を探すとよいかもしれない(この辺は歴史的観点で書かれていない怪しい本がかなり多いので、参考文献から探すのが着実)。

 今回は具体例がかなり低俗だが、ニーチェが言うように「創造するためにこそ学ぶ」のが大事だと思う。勉強はそれ自体が楽しいのも勿論あるだろうが、手段のひとつという見方も大切だ。
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自称「変わりもの」症候群

2008.09.22 Monday 13:08

 今回は雑談。テーマは敢えて言うと「変わりものの定義」。
 私は自分から個性的だと人前で誇る人はちょっと疑問を抱く。そういう人は「敢えて」他と違った行為をし、違った物事を捉え、違った物品や趣味を飾るひねくれたタイプの人であることが割に多いのも事実ではないだろうか。確かに、「個性」とは他者との差異で作られるのもひとつなのかもしれないが、「特別であろうとする意思」は逆に芸術と行動の洗練を阻害する可能性もある。要するに、率直に自分を表現するのも大事だと思う。そうすると、自ずと自分の限界に気付き、何かに倣うことに気付くかもしれない。

アイディアと表現力の一致

2008.09.21 Sunday 15:02

 まず初めに断わっておく。今までさんざん偉そうなことを書いておいて、私は漫画と小説、つまり物語について門外漢だ。小説も月一冊ほどで、漫画も三ヶ月に一冊のペース。つまり、無知である分野に対して「もし私が書き手ならばこう書きます」程度の意見を今まで書き記してきたわけだ。
 自分が作品を書く場合、まず相当漠然としたアイディアから発する。森博嗣が言うには、伝えたいアイディアが上手く具体的に表現出来ない場合、そのアイディアは絵と物語で表現が難しいものであるという。アイディアと表現力が一致するとき、初めて固まったアイディアが生まれるのが経験則。私みたいなタイプの場合、その抽象的なアイディアをしっかりと全部書き溜めておき、それを後で見直して作品にするといったところだろうか。何にせよアイディアを熟させるのに時間を掛ける。

神話と元型

2008.09.12 Friday 16:54

 神話のモデルをプロットに採用した作品が好きです。私はプロットのリズムが悪い作品が好きではありません。大体、観ていてシナリオが印象に残る作品は、神話をプロットに組み込む仕方を上手く理解していると思います。

 シェイクスピアの『ハムレット』やゲーテの『ファウスト』は確かにシンプルなプロットですが、それはあくまで「単一性」と言えるように、それ以上無駄なプロットを組み込むと芸術としての純度が下がるからそうなっているのではないのでしょうか。そのシンプルさが『ファウスト』を逆にいく通りもの解釈を呼んで、いくら模倣されても使い尽くされない作品にしたのだと、これを書きながら少し気付きました。

 これを何でそうなるかと追求していくと、「元型」という概念に辿り着いて行きます。

--神話に見られる物語の法則を知りたい方はこちら--

 河合隼男著『無意識の構造』(中公新書)
 河合隼男著『昔話の深層』(講談社プラスアルファ文庫)

架空の世界

2008.09.09 Tuesday 23:27

 2008/9/9のイットさんのブログから作品のヒントを得ました。

 漫画シナリオの練習として書いてみます。

 神話をモデルに架空の世界を設定してそこから作品を派生させる試みです。

 ギリシア神話の神々の住む世界や、ダンテの神曲で描かれる天国を近未来風に調理するのもひとつの手かもしれません。
 「もしギリシア神話の世界がすべて機械仕掛けだったら?」例えばティターンという巨人の種族がギリシア神話に登場するのですが、それをラピュタの巨神兵に人工知能を持たせたような巨大ロボットにしてみたり、その知能が実は人の感情を持たない不完全な知能で、それを克服した最新鋭の初の等身大ロボットを神々のリーダーに当たるゼウスに設定してみたり、ギリシア神話のタルタロスという名前の地獄をそのロボットの廃棄工場にしたり、といった具合に。

 丁度デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)というギリシア悲劇の用語がありますので、それを上手くこの設定に生かせるかもしれません。
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