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庭園日記

芸術作品一般を扱うブログ

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2025.05.06 Tuesday 17:32

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クラシック&プログレッシヴ

2008.09.02 Tuesday 11:17

1.最高を知る 

 子どもでも大人でも楽しめる「一級品」=「クラシック(classic)」。小さい子にはまずクラシックでも歌謡曲でもいいからそれぞれの分野で最高と定評のある作品に親しんで欲しい。そうすれば、おのずと価値基準が出来てくる。私は「子どもには子ども向けの作品を薦める」ことに反対している。勿論、その最高のものは人によって異なるということも付す。

2.名文を読む大切さ

 私は文体を軽視しない方だ。名作の文章に大いに影響を受けて、言葉の大切さを知るのがいい。

3.プログレッシヴ(進歩的=progressive)

 小説、絵画、音楽、映画等のそれぞれのジャンルの前衛的な作品では、それぞれの表現媒体の特性が顕著になる(進歩的と前衛的は実は違うが、ここでは同義)。
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漫画の思想性

2008.08.31 Sunday 07:21

 最近は徐々に漫画を読む量が減ってきた。というよりも、好みが厳選されてきた傾向にある。もう、一部の作品しか読まない。
 それで例外的に観る作品はやはり『新世紀エヴァンゲリオン』なのだが、ああいった思想性の強いアニメ作品が最近は面白い。アニメにも*間テクスト性があっていい。
 最近は各所で「漫画はアートか?」という議題が触れられているようである。どうやら確かに現代美術家の村上隆の作品に代表されるように、教養的なものとオタク的なものが交叉している現在なのだろう。

 この「オタク的なものと教養的なものの交叉」については関連書籍を読んで詳しく突き詰めたい。

 *間テクスト性--既存の文学テクストとの関連性があること。文学といっても、絵画や哲学書も含まれる。

読み解く楽しさ--映画・漫画コラム⑥

2008.08.30 Saturday 17:57

 前回は作品内の仕掛けを読み解くことを話した。こうした細かい仕掛けを読み解く力が着くと、面白い/つまらないの二面的な評価から一旦抜け出て、客観的な基準を持てる。
 よく誤解されるけれども、これは論語の「これを学ぶものはこれを好むものに然ず、これを好むものはこれを楽しむものに然ず」と矛盾していない。
 そして、これを審美的に無意識で出来るのが一番作品を楽しめる。なのでここでは、作品の脈絡と背景を気にせずに作品を読んで欲しい。既に作品は読者の手に渡った時点で解釈は読者に委ねられているのだから。

 そして、読み解く楽しさを孕む作品は再読に値する。優れた作品は一冊の本に喩えられる。最初は難しくて当たり前だから気にしなくていい、繰り返し繙こう。難しい本とは解釈が多様である。

ゴダールから学ぶ映像表現

2008.08.30 Saturday 11:25

 後々の貯蓄のために、多様な作品に触れておきたいので映画も観たい。
 映像表現の技法について学ぶにはゴダールが古典と言えるらしい。庵野や押井などのペダンチックなアニメの視覚演出はゴダールの影響が色濃いようだ。
 考えるに、ジャンルは高級低俗ではなく、平等だと思う。映画と小説についても、映像で表現するか、活字で表現するかの違いである。アートかエンタメか、とは不毛な論議ではないのか。ゴダールにはそうしたものへの答えを期待したい。
2008/8/13

新世紀エヴァンゲリオン

2008.08.30 Saturday 11:21

 前回ちょっとだけエヴァンゲリオンについて触れた記事を書いたが、内容が浅かったので一旦消した。あまり突っ込んだ評論は書きづらいのでちょっとした感想文でお茶を濁す。それに、文面ももう少し砕けたものしたい。
 エヴァンゲリオンは最近初めて本格的に観た。昔はテレビでチャンネルを合わせると再放送がたまたまやっていて、それで観る程度だった。
 それ以降は哲学教授の東浩紀がしょっちゅう取り上げているので、それの絡みで興味を持った気がする。ストーリー後半の実験的な演出がそれなりに気に入っていて、賛否両論ある(劇場版ではなくテレビ版の)最終話もベターなオチだと思った。ただ、似たような作品がこれ以降は出しても面白くない、とは思う。
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