イットさんのブログが久しぶりに更新されていたので、こちらも同じくブログ記事を書いた。
黒い稲妻さんの「黒い稲妻の映画館」が気が付けば随分リニューアルされている(コメントを残そうと思ったが、SPAMコメントに紛れてしまい分かりにくいだろうと、こちらのブログにて感想を書く)。カテゴリの分類も細かい。
映画100本達成拍手。これだけ観れば相当、作品制作の素材が集まったことだろう(多分「気狂いピエロ」は稲妻さんの趣味ではなかっただろうが、ひとまず観て頂いたようで嬉しい)。これで黒い稲妻さんの物語のアイディアは増えただろうか?
「クラシックなものとロマンティクなものが、たえず鳴り響いたり、語られたりしているのに気づいただろう」
「(クラシックなものもロマンティクなものも)どちらも同様、結構なものだ。大切な点はこの形式を理性的に利用して、その中で傑出したものをつくりうるかどうかということだ。だからまた、その両者をつかっても、くだらないものとなる場合もあるわけだ。そんなときはどちらも何の役にも立たない」
ゲーテより
ゲーテの述べるとおり、完成しているだけでは作品はそれ以上のものへと昇華しない。『ファウスト』を読んだ者なら分かることだが、伏線や構成以上の、作者自身の感情が解放されたとき、名作が生まれるのだ。ここ数年の漫画は特に商品として完成されたものを目指すばかりで、それ以上のものを得ようとしていない気がする。