森博嗣は「小説が好き」「書くことが趣味」が理由で小説を書いていない。あくまで商品として完成させるためのビジネスで小説を書き始めたそうだ。本も年間僅かしか読まず、小説以前に日本語も上手ではなかったそうだ。
「本当に書きたいものは何か」といった漠然とした精神論ではなく「どうしたら書けるか」という技術論で突破する姿勢はさすが理系作家だろうか。
また、森博嗣は小説を書く際、メモを作らないそうだ。ただひたすらその場で浮かんだものを文章に書きだしていく。「本を読んでアイディアを考える」「ネタを貯める」こともしない。「スランプ」のない、ある面では「逃げ」の利かない作家だ。
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