忍者ブログ

庭園日記

「 漫画・小説執筆 」

[PR]

2025.05.06 Tuesday 11:27

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ポストモダン芸術作品

2009.07.07 Tuesday 17:12

 そろそろブログに広告が貼り出されそうな時期だと思ったので、新しい記事を書き足しておく。そして久しぶりに黒い稲妻さんたちと創作の話題で盛り上がりたいので、創作にまつわる記事をここに書いておく。

 最近はポストモダン芸術に興味がある。難しい用語に聞こえるが、要するに「漫画/アニメといった娯楽作品に文学や哲学や心理学といった難しい知識を詰め込む」作品らしい。例えば『マトリックス』(まだ観たことない)はこれまでのようなハリウッド系アクション映画に見えるが、哲学者・ボードリヤールのシュミラークル理論の影響を受けているらしい。押井守もアニメ作品に現代思想の用語を随所にちりばめているのだそうだ。
 つまるところ、プログレッシヴ・ロックの映像作品版のようなものらしい。プログレもクラシックや前衛音楽の技法をロックというジャンルに取り込んでロックの可能性を広げた。
PR

「評論」と「批評」

2009.03.05 Thursday 13:48

 そもそも、自分がしたいことは「創作」「評論」のどちらなのか、と振り返る。
 そして、今まで自分が書いてきた文章はもっと評論に近いものであった。それをここしばらく書き溜めて思ったのは、論理的であるよりもっと鋭敏な感覚にもとづいた文章が書きたいのではないだろうか。
 ここで考えを変えてみる、「批評」はどうだろうか。
 批評は創造的な言語芸術である、と私は思う。けしてゼロから作り出す他の芸術分野に劣ったものではなく、詩と並べて技巧(テクニック)を要し、読み解く努力を読者に求める。評論よりもセンスが問われる分野だ。
 批評は立派な創作であることは過去の偉人が教えてくれている。

私的物語論

2009.03.02 Monday 15:40

 たまには評論ばかりでなく小説執筆の話題もしたい。
 私は、どちらかというと小説より脚本・劇台本の方が読んでいて楽しい。『ファウスト』のようなレーゼドラマ(※実際に上演しない読むためだけの劇台本)も気に入っている。もちろん、詩も好きだ。
 むしろ私の頭の中では詩+小説=劇なのだ。詩を台詞にして物語という軸に配置していく。例えば、シェイクスピアなどは韻文を歌い上げるように台詞にしている(私は事実、台詞とシーンを先に考えた方が物語が浮かび易い)。

 なおかつ物語は定番のスタイルを採っている方が安心して読める。例えば、『ファウスト』は悪魔と契約を果たし若返った魔術師の物語、『ハムレット』は父親を殺害された王子の復讐劇といったようにスタンダードなプロットである。
 『フィネガンズ・ウェイク』(前衛小説の金字塔)は一見すると定番どころか、それと正反対の混沌とした小説(この作品は果たして小説なのかと私には決めかねるが)に思える。しかし、その内容をシンプルに要約することは実は可能である。あの作品は単純なものを複雑なものに展開しているだけなのだから。

忍者ブログ

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新CM

[03/25 黒い稲妻]
[01/16 黒い稲妻]
[10/25 黒い稲妻]
[10/16 黒い稲妻]
[09/22 黒い稲妻]

最新TB

プロフィール

HN:
Tarkus
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

OTHERS

Powered by [PR]
Designed by TABLE ENOCH