例えばカフカの小説作品が挙げられる不条理物語。一切背景設定に説明のないカフカ小説。理由も説明されず、一方的に謎の裁判に掛けられる主人公、主人公はその原因をつきとめようとするが、解決どころか事件の謎は次から次へと増えていく。そしてある日突然(裁判所ではない)人気のない場所に呼び出され、主人公は処刑され、事件の謎は一切明かされないまま物語は終わりを迎える。
このように、ディテールの説明(「何故裁判にかけられるか」)なしに物語を展開すると、余計な設定の説明もなく物語をスムーズに運べるのがメリットだ。
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